2012年04月06日

小飼弾のニコ生サイエンス「科​学者はなぜUFOを信じない?​〜宇宙物理学者に聞く科学の"​危うさ"〜」 【ゲスト】 池​内了 氏

 4月4日にニコニコ生放送で放送された「小飼弾のニコ生サイエンス」のタイムシフト視聴をした感想です。

科学が発展すれば、本当に人間は幸せになるのか――。

経済合理性のために、人間の欲望のために、
進歩を続けてきた科学。

3.11で原発事故が起きて以降、
その科学の発展に対する疑問の目が強まっている。

 私たちはこれまで通り、科学偏重路線で進むべきか――。
 それとも、科学の発展を一度止めるべきなのか――。

宇宙物理学者で「科学と人間の不協和音」を著者であるの池内了氏を招き、
ブロガーの小飼弾氏が、科学の未来について話を伺います。

【トークテーマ】(「科学と人間の不協和音」該当ページ)

・科学者はなぜUFOを信じない?    (P57)
・ニセ科学はなくならない?      (P123)
・科学者って儲けちゃいけないの?   (P120)
・科学者って戦争に荷担してますよね? (P83)
・地震予知って本当に可能なの?    (P127)
・「御用学者」ってどんな人?     (P191)
・科学と宗教は似ている!?      (P172)
・「脳科学者」ってどんな人なの?   (P117)
・3.11で科学者の意識って変わった?  (はじめに)
・科学の限界ってどこですか?     (P200)

■ ゲスト
池内 了(いけうち さとる)
1944年、兵庫県生まれ。67年、京都大学理学部物理学科卒業、72年、京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士(物理学)。国立天文台教授、名古屋大学大学院教授、早稲田大学特任教授などを経て、現在、総合研究大学院大学教授。『泡宇宙論』(ハヤカワ文庫)、『時間とは何か』『パラドックスの悪魔』(以上、講談社)、『転回期の科学を読む辞典』(みすず書房)、『物理学と神』(集英社新書)、『疑似科学入門』(岩波新書)など著書多数。


 去年11月からかなり間を開けて2回目の放送です。折角カテゴリ作ったのに打ち切られたのかとがっかりしていたところだったのでとても嬉しかったです^^

 地球のような惑星はいくつも見つかっているので宇宙人はいるだろうと思うけど、地球に来るには一番近いので4光年、それくらい飛べる技術とそれに耐える精神が必要。そこまでして来る必要があるのか。例え来たとして人類に興味を持つのか。
 宇宙人は地球に来ているのかというキャッチーな話題からスタートするこの番組、2人の理系脳が我々一般大衆には見えない科学的思考の世界を語ります。

 宇宙人の話しは初めだけで様々な分野の話しに及びました。コメントではそれを惜しむ声もありましたが私は大変楽しめました。
 こういう番組見ていつも思うのは科学が分かれば新たな発見・発展・発明をより深く楽しむことが出来て生きるのが楽しそうだということです。それで科学知識を身につけたいと思うのですが思うだけで終わってしまうのが私です^^;

 科学は実はあやふやなのだそうな。100%というものはない。そこをじれったく感じるのが我々一般大衆なようで疑似科学に引っかかってしまうのだそうです。
 科学とは論理性と合理性、筋道が通り実験で結果が出ている客観世界のもの。疑似科学は前提がおかしい、論証されていないことをいかにもされていることのように見せるもの。それで疑似科学が科学に昇格されることも科学が疑似科学に堕することもあるのだと言うからまったくややこしいものです。
 思い込みで効果が出るホメオパシーの存在は科学的事実として認められているのが意外でした。あやふやなものとして切り捨てられているのかと。
 逆のパターンで健康診断の結果でストレスを感じて病気になる人がいるそうだけど切ないな。
 こういうあやふやなものを思考するのが苦手な人は悪い人に利用されるのだろうな。ここは国がびしっと管理してくれれば良いと思うのですがそれも期待できなさそうなのでみんなで勉強するしかないのかな、やっぱり。

 ミネラルウォーターのシャンプーの話題で飲むとおいしいから価値があるミネラルウォーターをなぜシャンプーにしてありがたがるのかと悩む池内さんがちょっと面白かったです。
 ミネラルウォーターはおいしい、水道水は不味い→ミネラルウォーターは体に良い、水道水は悪い→ミネラルウォーターはシャンプーにしても良いもの
 という大衆ならすぐに分かる発想が分からなかった様子に世俗から浮いているような印象でなんだか微笑ましく感じました^^

 近現代史の中の科学にも話しが及びました。20世紀は科学と技術が結びついた時代なのだそうな。
 小飼弾さんが生まれる前から活躍して未だ現役な旧ソ連のロケット、ソユーズですがアメリカでは何故それをいまだに越えられないのか。それはアメリカの科学者は雇用や興味のために新しいことを始め悪い方向に持って行ったそうな。小飼弾さんが紹介する「壊れてもいないものを直すな」は至言です。

 池内さんの科学への態度の結論は利用するけど危ないという疑いが出れば証明されなくても止める。あまり施設などを大きくしないで小さいままの方が良いということ。つまりコントロールできる大きさにしておくということですね。
 そういう自制みたいなものを人類で共有できるのでしょうか。難しそうだ。

 締めは小飼さんの持論、エネルギー問題が解決されれば食うために働く必要がなくなりみな思い思いに生きて世の中良くなる、ということへ。早くそうなったら良いなと私も思います。

 他にもたくさん面白い話しは出ていたのですがここは割愛。興味のある人はプレミアム会員なら見れると思うのでそちらで。
 小飼弾さんは時々ゲストの池内さんの話しに被せて自分で話しちゃうのがあったのが心配。3回目大丈夫か?楽しみにしています。


 今回は視聴者アンケートにより話す話題を決めていました。

 あなたは宇宙人の乗り物、UFOを信じますか?
信じる 46.5%
信じない 34.7%
わからない 18.8%

 疑似科学について、どの話を聞きたいですか?
「毒を除いた水」は体に良い? 22.5%
ゲーム脳、脳トレ、男は論理的? 36.8%
マイナスイオンや波動って効くの? 40.7%

 軍事と科学について、どの話を聞きたいですか?
マンハッタン計画と科学者 17.2%
毒ガス発明者に贈られたノーベル賞 26・5%
旧ソ連の科学者・ルイセンコとは 56.3%


 アンケート

とても良かった 63.2%
まぁまぁ良かった 29.0%
あまり良くなかった 5.7%
良くなかった 2.1%


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